Google翻訳、移民殺到で利用増

米グーグルは25日、自社が提供する無料オンライン翻訳サービス「Google翻訳」について、中東からの移民が殺到しているドイツで、ドイツ語とアラビア語間の利用需要が従来の5倍に急増しているとして、これを第一言語とする人々にサービス改善への協力を呼びかけた。
欧州連合(EU)随一の経済大国であるドイツへの今年の亡命希望者は80万~100万人に上る見込みとのこと。多くは戦乱で荒廃したシリアやイラク、さらに中東や北アフリカの国々の出身者だ。グーグル・ドイツは声明で「目下の大きな課題は、難民と援助関係者とのコミュニケーションだ」と述べているという。
グーグルによれば「多くの人は『Google翻訳』を利用して何とかやり取りしている。そのため今年はドイツで、アラビア語からの翻訳が従来の5倍に急増している。しかし残念ながら、機械翻訳は必ずしも正確ではないため、特にペルシャ語とアラビア語の話者に、彼らの言語スキルを活用してわが社の翻訳サービスを最適化してほしいと依頼している」という。
グーグル・ドイツは、ウェブサイトを通じてペルシャ語とアラビア語、ドイツ語のどれかを話す人々に助言を求めているそうだ。Google翻訳がここまで重要な役割を担うことになるとはグーグル側も思っていなかったのではないだろうか?翻訳の精度が上がれば移民の人々とのコミュニケーションも取りやすくなり、両者の関係も良好になっていくことだろう。