夏でも乾く「ドライアイ」の新常識

パソコンやスマートフォンに囲まれ、毎日目を酷使する生活を送っている現代人。湿度の高い夏でも「ドライアイ」の症状を感じている人もいるのではないだろうか?ドライアイは涙の量の減少、または質の低下が原因で目が「乾く」「かすむ」「疲れる」「ごろごろする」「痛い」「充血する」「かゆい」といった症状が生じる病気だ。
気温や湿度が高い夏でも「ドライアイ」の症状を感じている人が、オフィスワーカー300人のうち約7割に上るとのアンケート結果がある。アンケート調査は5月、全国の20~50代のオフィスワーカーで、パソコンの使用頻度が高い使い捨てコンタクトレンズユーザー300人を対象に実施された。その結果、約7割が夏でもドライアイの症状を感じると回答。また「目の乾燥で仕事の生産性や効率が下がる」と答えた人も約7割を占めたそうだ。さらに「目の乾燥が原因でコンタクトの装用をやめたい」と思ったことがある人は約4割にも上ったという。
涙は水層と油層で構成されている。水槽の中にはムチンと呼ばれるタンパク質が混じっており、ネットワークを作ってその中に水分を包み込んでいる。ムチンが不足すると涙の水分が蒸発しやすくなり、油を出すまぶたのマイボーム腺の出口が詰まると涙の油が不足して蒸発しやすくなる。こうした涙の水分量の不足や、涙の質の異常がドライアイを引き起こす。
ドライアイの対策には、「エアコンの風が目に直接当たらないようにする」「パソコンの画面は目より下にする」「パソコンで1時間作業したら、10~15分ほど目を休める」「目が疲れたら、目を温める」「乾燥した部屋には加湿器やぬれタオルを置く」などの対策が必要だ。
また「目薬は防腐剤の入っていない人口涙液タイプを選ぶ」「コンタクトレンズの装用期間を守る」「眼科を受診し、気になる症状があれば医師に相談する」といったケアも大切だ。